
松下 公昭さん
どこの誰かは分からないけど、本当に感謝の気持ちというか、ありがたいと思います。
嫁さんが二人目の出産準備を控えていた時に、急性骨髄性白血病と診断され、入院することになってしまい……。
出産の立ち会いにもいけないし、こんな時に何をしているんだという思いでした。
ただ輸血を受けた時に、血液が自分の体の中に入ってくるのを見ていると、この血液はどこの誰かは分からないけど、でも誰かが献血してあげようという気持ちで、バスなり献血ルームなりで提供してくれているんだよなぁ、と。
そのおかげで自分の治療が進んでいるんだと改めて思うと、本当に感謝の気持ちというか、それ以上にありがたいなという気持ちがありましたね。
子どもも無事に誕生して、会うために早く退院したいという気持ちが、治療のモチベーションになって、骨髄移植の一カ月後にはスピード退院できました。
和歌山県在住|「急性骨髄性白血病」